女性スポーツの促進方策
スポーツ庁が2018年に取りまとめた方策。「第2期スポーツ基本計画」(2017年。2011年策定の「スポーツ基本法」に基づく計画)での重要施策のひとつ「スポーツを通じた女性の活躍促進」の着実な実施に向けて、「スポーツを通じた女性の活躍促進会議」を開催、議論をもとに具体的対策を提示した。女性のスポーツ実施率が男性に比べ低いことや、スポーツ指導者・団体役員の女性割合が低い等の課題を受けて、取組の柱には次の3点が挙げられた:①世代ごとのスポーツ実施率の向上、②団体の女性役員の増加、③女性指導者の育成。具体的対策として、①では、ライフイベントの変化があっても継続してスポーツを実施できる仕組みづくりに取り組むこと、②では、女性役員育成の研修実施や女性役員候補者の人材バンク形成に着手すること、③では、指導者のキャリア断絶をなくすためにも活動継続しやすい環境整備に取り組むことや、活躍の場を広げる研修の実施などが示された。(2020.7)
関連用語
月刊『We learn』に1992年5月号から連載している「きょうのキーワード」を掲載しています。
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- 解説文末( )内は、月刊『We learn』掲載年月です(情報はその時点のものです)。また、HP用に新たに取り上げた用語は「追加」としました。