国際女性スポーツワーキンググループ(IWG)
国際女性スポーツワーキンググループ(IWG:International Working Group on Women and Sport 以下IWG)は、1994年の第1回世界女性スポーツ会議開催の折に設立された、女性とスポーツの振興をめざす政府および非政府組織の統合団体である。委員は、5大陸(アフリカ、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア)と、3つのNPO(ウィメン・スポーツ・インターナショナル、国際オリンピック委員会、国際女子体育連盟)の代表者、およびスポーツ分野の専門家で構成される。IWGの目的は、①スポーツにおける男女平等の実現を図るブライトン宣言(第1回世界女性スポーツ会議)、およびウィンドホーク行動要請(第2回世界女性スポーツ会議)の批准と実行の促進 ②国際的、地域的、国内的な組織・グループの情報交換の拠点となり、ネットワークを推進 ③スポーツと女性の国際的開発 ④スポーツにおけるジェンダー平等の普及啓発 ⑤主要な国際会議に女性とスポーツに関する議題を含める働きかけ ⑥世界女性スポーツ会議の開催などである。4年に1度開かれる世界女性スポーツ会議はIWGの最も大きな取組であり、第1回(1994年、イギリス)、第2回(1998年、ナミビア)、第3回(2002年、カナダ)と、これまで3回の世界会議を成功させてきた。4回目は、日本(熊本市)で「2006世界女性スポーツ会議くまもと」が開催された。(2004.8)