世界女性スポーツ会議
各国政府・オリンピック・競技団体関係者、NGO等が一堂に会し、女性とスポーツに関する課題を話し合う国際会議。女性が男性と対等にスポーツに参加できる環境づくりを目指し、1994年から4年に一度開催され、今年6月には第6回会議がフィンランドで開催された。会議では、スポーツのあらゆる分野における機会均等を求める『ブライトン宣言』(第1回会議、イギリス)、そのための行動を呼びかけた『ウィンドホーク行動要請』(第2回会議、ナミビア)、スポーツや身体活動に関わる少女・女性がより公平な機会を得るための「モントリオール・ツールキット」(第3回会議、カナダ)、関係機関や個人の協働を呼びかけた『熊本協働宣言』(第4回会議、熊本会議)などが出されてきた。指導者などからのセクハラや過度な体重制限による無月経など女性アスリートは過酷な状況にさらされている。山積する課題への同会議の今後の動向が注目される。(2014.8)
順天堂大学女性とスポーツ研究
関連用語
月刊『We learn』に1992年5月号から連載している「きょうのキーワード」を掲載しています。
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- 解説文末( )内は、月刊『We learn』掲載年月です(情報はその時点のものです)。また、HP用に新たに取り上げた用語は「追加」としました。