国際セーフ・アボーション・デー(International Safe Abortion Day)

国際セーフ・アボーション・デー(International Safe Abortion Day)とは「安全な中絶を選ぶ権利のために、行動を起こす日」である。1990年、中南米およびカリブ海諸島において中絶の非犯罪化運動が始まったのをきっかけに、2011年から9月28日を「国際セーフ・アボーション・デー」として、女性たちによる活動が行われるようになった。この活動に賛同する世界各国の NGO や国際団体が連盟という形でつながり、誰もがアクセス可能な中絶の必要性を訴え、安全な中絶が当たり前になることを目指す。ここでいう「安全」とは、精神的にも経済的にも女性の負担が少なく医療施設にアクセスでき、適切な医療処置が行われることを意味する。誰もが自分の身体について自由に決定できる権利を擁護するため、毎年、9月28日付近に世界中でさまざまなアクションが行われている。この権利はSRHRにも関わり、女性の健康やジェンダー平等の実現のためにも重要である。(2025.9)

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