メディアにおける女性の人権の尊重

男女共同参画社会基本法(1999年施行)に基づき、2000年12月に策定された「男女共同参画基本計画」には、11の重点目標が掲げられているが、その9番目に「メディアにおける女性の人権の尊重」が取り上げられている。施策の基本的方向として、1)女性の人権を尊重した表現の推進のためのメディアの取組の支援等 2)国の行政機関の策定する広報・出版物等における性にとらわれない表現の促進、が示されている。具体的施策として、1)では「メディアにおける人権尊重、性・暴力表現を望まない者からの隔離等に関する方策の推進」「インターネット等新たなメディアにおけるルールの確立に向けた検討」「メディア・リテラシーの向上」が、2)では「男女共同参画の視点からの国の行政機関の広報ガイドラインの策定、浸透」「ガイドラインの他の機関への啓発」が挙げられている。2)の具体的施策に沿い、2003年3月には内閣府男女共同参画局から「男女共同参画の視点からの公的広報の手引き」が出された。また、各自治体でもガイドライン作りが行われ、2005年12月の第2次基本計画でも「メディアにおける男女共同参画の推進」が挙げられている。(2003.7)

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