仙台防災枠組2015-2030
第3回国連防災世界会議(於仙台、2015年3月)で採択された防災のための行動指針。「兵庫行動枠組2005-2015」の後継枠組として、期待される成果、目標、指導原則、優先行動等を規定。2030年のゴールに向け、大幅減少をめざすものに①死亡者数、②被災者数、③経済的損失、④医療・教育施設被害、大幅増加をめざすものに⑤防災戦略を有する国家数(2020年まで)、⑥途上国への国際協力、⑦早期警戒及び災害リスク情報へのアクセス、の7つのターゲットを設定した。ジェンダーに配慮したDRR(災害リスク削減)政策・計画・プログラムを効果的に管理する際のカギは女性の参加にあると言及。また、女性のリーダーシップ促進や、意思決定への女性・若者・障害者等多様な人々の参画確保、災害の影響を受けやすい人々への平時の取り組みが災害後の回復力を高める等、日本の経験に基づく主張が盛り込まれた内容となった。(2016.3)
※月刊『We learn』2018年2月号<学びのスイッチ>には、桑原詩央さん(国際航業(株)海外本部コンサルタント)の解説を掲載しています。
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参考:
第3回国連防災世界会議(外務省)
第3回国連防災世界会議(外務省)
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