ジェンダーサミット(Gender Summit)

「研究の場におけるジェンダー平等」と「性差に着目して技術革新のクオリティを高めること」を目標に掲げた国際会議。科学者、政策立案者、ジェンダー研究者、科学システムに関わる人たちが集まり、生物学的差異(性別)と社会文化的差異(ジェンダー)が及ぼす影響を対話で導き、科学知識と実践で目標に向けたアクションを起こしていくとしている。2011年に欧州委員会が中心になり発足し、19年までに世界各地で17回開催。17年にはジェンダーサミット10が東京で行われ、「ジェンダーサミット東京宣言―架け橋【BRIDGE】」が出された。【BRIDGE】とは〈Better Research and Innovation through Diversity and Gender Equality〉。「ジェンダー平等がよりよい科学技術革新に不可欠なこと」「ジェンダー平等が組み込まれた科学技術はSDGs17の目標達成すべての分野に必要なこと」「産業界を含むあらゆる関係者が自らジェンダー平等に取り組むこと」が宣言された。20年にはソウル等で開催予定である。(2020.2)

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月刊『We learn』に1992年5月号から連載している「きょうのキーワード」を掲載しています。
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  • 解説文末( )内は、月刊『We learn』掲載年月です(情報はその時点のものです)。また、HP用に新たに取り上げた用語は「追加」としました。

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