【開催報告】「夫の転勤、どうする？私のキャリア」（2025年10月30日（木）） 2025年度（公財）日本女性学習財団キャリア支援デザイナー企画協働事業

　当財団キャリア支援デザイナー第12期の松田悠さん企画による講座「夫の転勤、どうする？私のキャリア」（主催：（一社）TENKIN LAB／（公財）日本女性学習財団）をオンライン（Zoom）にて開催しました。

事業の流れ・様子

　まず、講師である（一社）tenten代表理事の藤本菜月さんから、転入・転勤支援を行う現在のご活動に至るまでの経緯についてお話いただき、続いて、転校支援専門家の利根川芙海さんから、転勤に伴う進学・転校のサポート事例を解説いただきました。松田悠さんのファシリテートのもと、転勤帯同をしながらキャリアを拓いてきた女性たちの紹介や、転勤帯同家族の悩みや課題を共有いただきました。

　後半は、小グループに分かれて自分自身のキャリアをふり返るミニワークを実施し、参加者同士で意見交換を行いました。転勤帯同当事者の方も、支援者の方も、それぞれの立場から今回のテーマについて、ともに考え合う時間をもちました。

アンケートより

　「転勤＝負のイメージがつきやすいのですが、『転勤は転機になる』という言葉が印象的でした」「当事者だった経験が今の自分につながっていること、当時と変わらぬことと時代とともに変化していることを改めて理解できました」「自分自身もキャリアコンサルタントとしての学びを深め、支援者としてサポートできるように尽力していきたいと思いました」といった感想が寄せられました。

　転勤帯同の女性は、転勤先での孤立や仕事・キャリアの分断の壁に直面するなど多くの悩みを抱えている状況があります。「転勤妻は働き方を選べない」という声も多く寄せられます。 
　本講座では、転勤帯同をしながらキャリアを拓いてきた女性たちや、女性たちをサポートしてきた団体を紹介、そして、新たなキャリアの一歩を踏み出すためのミニワークも実施します。
　転勤帯同をした女性の方はもちろん、夫の転勤により自分のキャリアに悩んでいる方をサポートしたい方も、ぜひご参加ください！