月刊『We learn』(ウィラーン)

月刊『We learn』2004年10月号(No.624)

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特集: 

巻頭言
パレスチナ難民キャンプで子どもたちに絵を教える/上條陽子(PDFファイル606KB)

誌上アートギャラリィ
フォトエッセイJigsaw Puzzle25/落合由利子

研究レポ-ト
シングルの結婚観とこれからの夫婦像/奥村睦美

学習情報クリップぼ~ど
男女共同参画セミナ-“夫婦”改造計画/知多市男女共同参画センタ-

シネマ女性学
『やさしい嘘』
フランス・ベルギ-合作映画(102分)/ベルトゥチェリ監督
母と娘、祖母と孫娘/松本侑壬子

活動情報(1)
女性セミナ-「性風俗文化を考える
公民館主催の連続講座を企画・運営して/工藤友紀子

活動情報(2)
子どもたちの家「サポ-トハウス」
官と民の狭間で必要な活動を /山本実千代

Women’s View
知らないことの恐ろしさ-ジェンダ-の再生産/梶原千夏子
子育ての当事者として支援に求めること/丹羽美恵子

今どき学習ウォッチング
ファシリテ-タ-の悩み

このひと
杉山佳代子さん(「しずおか女性の会」会長)

きょうのキーワード
少子化社会対策大綱

資料情報
2004(平成16)年度「学校基本調査」速報

なるほど!ジェンダー
女の子は理科が嫌い?!/イラスト:高橋由為子


いまどき学習ウォッチング

 参加型学習で課題について話し合いをする時、解決方法は一つではなく答えはたくさんあるはずなのに、好戦的に相手を打ち負かす議論をしたがる人や、ファシリテーターが結論をまとめてくれないと不満気な人がいる。
 また知識が得られない学習など時間の無駄と言う人もいる。さまざまな参加者を前にして、抱えている本当の課題はどんなことだろうと考えながら、少しでも本音で話ができるような有効なかかわり方をしたいと思案する。そういうときの声かけや情報・資料提供のタイミングなど、誰も教えてくれないし、うまくいかないことはよくある。
 話し合い学習は筋立てはないも同然で、そのかかわり方に予め方式があるわけではない。適切だったかどうかを知りたいならば、丁寧に記録を取って読み直し、熟練したファシリテーターや仲間とその意味合いをもう一度批判的にふり返るという方法もある。これはかなりつらく厳しい問いかけを突きつけられるが、失敗を重ねながら自分と学習者のわずかな変化に気づくようになるとファシリテーターとして話し合いにかかわることがおもしろくなるかもしれない。

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