月刊『We learn』(ウィラーン)

月刊『We learn』2004年9月号(No.623)

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特集: 

巻頭言
個性と共同性が育つ学習グル-プ活動-相互のコミュニケ-ションが基本/萩原元昭(PDFファイル439KB)

誌上アートギャラリィ
フォトエッセイJigsaw Puzzle24/落合由利子

研究レポ-ト
主体的な学びを引き出し、支援するために-実践にみる職員の役割と力量形成-/秦野玲子

学習情報クリップぼ~ど
ファシリテ-タ-養成講座/あかし男女共同参画センタ-

シネマ女性学
『娘道成寺~蛇炎の恋』
日本映画(110分)/高山由紀子監督
想像力の翼広げて/松本侑壬子

活動情報(1)
創業支援に向けて“士”forceを-スプリングイン・神奈川/遠藤雅子

活動情報(2)
生きることは学ぶこと-「HAW大分」の学習活動から得たもの/松木和美

Women’s View
高齢期と夫婦生活/門馬恵子
女性と「家事」は切り離せない?/古宮保子

今どき学習ウォッチング
参加者の手で企画を

このひと
宮崎信恵さん(映画監督)

きょうのキーワード
指定管理者制度

資料情報
コ-ス別雇用管理制度の実施状況と指導状況

なるほど!ジェンダー
「ほめ言葉」も男女別?!/イラスト:高橋由為子


いまどき学習ウォッチング

 行革のあらしの中で、講座にかけられる予算がどんどん減ってくる。「費用対効果」と言われ、参加者の少ない講座は、次年度の継続は難しくなってくる。参加者一人ひとりに届く、深みのある講座ができなくなって悩みは深い。
 ではどうするか。参加者自らが学びの内容を企画し、自分たちの力で運営する企画委員会方式の形は取れないだろうか。例えば、6回の講座を組んだとしたら、謝金を払って依頼する外部講師を半分の3回ぐらいにする。あとの3回はグループに分かれて講師の話を消化し、自分自身の力にするための話し合いをする。企画に携わる人たちは、準備段階から記録作りまで入れると、およそ14~15回ぐらいは集まることになるだろう。企画委員がファシリテーター役を務めてもいい。このやり方が成功すると、企画にかかわった人たちは確実にパワーアップする。そして、地域の中に力をつけた人たちがたくさん増えることになる。
 費用削減のこんな時期だからこそ、私たちは私たちの力で、本当に必要な学びを獲得する必要があるのではないだろうか。

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