SAGER ガイドライン
「Sex and Gender Equity in Research(研究におけるセックスとジェンダーの平等性): SAGER ガイドライン」は、9カ国を代表する13名の専門家により、学会発表やワークショップ、文献調査等を通じて2016年に策定された。研究デザイン、データ収集・分析および解釈において、性と性別への配慮を実施するための包括的な手順を示した国際的なガイドラインとして位置付けられている。近年、女性特有の健康課題を扱う女性外来の設置といった性差医療が注目されているが、その背景のひとつに「SAGER ガイドライン」の存在がある。医療研究において性差が重視されるようになり、医学雑誌等への論文掲載においても、性差が適切に考慮されているのか判断するための指標となっている。ジェンダーバイアスの排除、研究結果が特定の性別に偏ることを防ぎ、多様な人びとに有益な知見を提供するための公平性の担保、性別の影響を適切に分析し科学的厳密性を向上することなどが期待される。(2026.2)
月刊『We learn』に1992年5月号から連載している「きょうのキーワード」を掲載しています。
より多くの方々にご活用いただけることを期待しています。
- 解説文末( )内は、月刊『We learn』掲載年月です(情報はその時点のものです)。また、HP用に新たに取り上げた用語は「追加」としました。