社会起業家

営利ではなく社会的課題解決を使命とし、慈善事業ではなくビジネスとして、(1)社会性(2)事業性(3)革新性を要件とする新たな仕組み(経済産業省「ソーシャルビジネス研究会報告書」,2008)を起こす人。社会の変革という意味づけからチェンジメーカーとも呼ばれ、マイクロファイナンスやフェアトレード、在宅ケアサービス、病児保育などさまざまな事業を展開している。日本政策金融公庫調査(「ソーシャルビジネス・コミュニティビジネスに関するアンケート」,2014)によると、社会起業家になりたい理由に女性は、自分あるいは身近な存在が社会的問題の当事者であることを挙げる割合が多い。妊娠・出産あるいは介護による離職、長時間労働等の雇用慣行、既婚女性のフルタイム勤務意欲を削ぐ税制など、女性活躍を阻む多くの壁を前に、女性の雇用の場の創出、就労環境の整備といった役割も期待されている。(2015.2)

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  • 解説文末( )内は、月刊『We learn』掲載年月です(情報はその時点のものです)。また、HP用に新たに取り上げた用語は「追加」としました。

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