私たちの理念(ミッション・ビジョン・バリュー)

私たちの使命 :ミッション

女性の学びと次世代育成を通して
ジェンダー平等な社会を実現する

1941年、当財団の前身「日本女子会館」が誕生。以来80年以上にわたり、時代とともにその役割を変えながらも、女性の「生涯学習」を支援してきました。人生100年時代を迎え生涯にわたる学びの重要性が増すなか、当財団も生涯学習の充実により一層力を入れていきます。多様な立場に置かれた女性たちを取りこぼすことなく、学びの機会を保障し、学びを力に社会を変えていくことを後押しします。同時に、これからの時代を担う子ども・若者たちがジェンダーバイアスに捉われることのないよう、次世代のジェンダー教育を推進します。すべての人が、社会におけるジェンダー構造のなかで不利益を被ることなく、個の力を生かせる生き方、働き方ができる、ジェンダー平等な社会が、我々のめざす姿です。

2030年に向け、めざす姿 :ビジョン

ジェンダーギャップの
解消を後押しする

日本では高度成長期に確立した固定的な性別役割分業がいまなお続いており、家庭、社会、職場、地域などあらゆる場面でジェンダーギャップが生じています。ジェンダー格差を生む社会構造に目を向け、意識改革や社会の仕組みの変革に向け取り組みを続けていきます。女性も男性も、仕事もケアもシェアする社会、女性もあらゆる分野で意思決定に参画する社会の実現に向けて働きかけていきます。

女性のキャリア形成を、
ジェンダー視点をもって支援する

女性のキャリア形成は、社会におけるジェンダー構造、男性中心型の働き方に大きな影響を受けます。ジェンダー視点をもって、女性のキャリアを支援する「キャリア支援デザイナー」を全国にネットワークし、参加型で主体的な学びの「場」を提供することで、女性のキャリア形成を支援します。

ジェンダー教育を推進する

女の子らしく、男の子らしく、といったジェンダーバイアスに根差した教育は、乳幼児に始まり、義務教育、さらには高等教育まで続いています。このバイアスを断ち切るために、子育て支援や教育の場でジェンダー視点をもった人たちが活躍できるよう後押しをし、一人ひとりの可能性を伸ばしていく教育を推進します。

女性のエンパワーメントの
拠点をつくる

80余年の歴史の中で培った、個人、団体、機関とのつながり、また東京・芝公園に有する日本女子会館という資産を生かし、女性が集い、互いに学びあい、励ましあう拠点とします。日本女子会館を利用する多くの女性関連団体や個人で活躍する方々をネットワーク化して人財プラットフォームを形成し、女性のエンパワーメントの拠点となることを目指します。

事業案内

大切にする価値観 :バリュー

人権を尊重する、
人権が尊重される

性別、性的指向、人種、国籍、障害の有無など、属性を問わず、すべての人の人権を尊重します。すべての人の人権が尊重される社会づくりを後押しします。

多様な価値観、働き方、生き方が
認められる

多様な価値観、働き方、生き方が尊重される社会を目指します。男性中心型社会に基づく固定的な性別役割分業から脱却し、すべての人の多様な生き方・働き方の実現を目指します。

学ぶ、つながる、社会を変える

生涯にわたって学び、人とつながり、よりよい方向へと社会を変えていきます。個の力を生かしながら、個の力を束ねて社会を変える力とします。

事業を遂行する上で、当財団は、政治的・宗教的に中立であること、特定の政党や宗教的な活動に加担しないことを方針としております。