アクティブ・バイスタンダー
「行動する傍観者」と訳される。ハラスメントやいじめ、差別などを目撃した人が傍観者にならずに行動を起こし、さり気ないふるまいや言動でその場の空気を変えることで、状況を改善することができる。社会のあらゆる場面で使うことができ、加害者、被害者でない第三者の存在が重要であることを意味している。たとえば、電車内の痴漢、街なかでのしつこい声かけや、学校でのからかいを含むいじめ、職場でのセクシュアル・ハラスメント、マタニティ・ハラスメントやパワー・ハラスメントなどを見かけたときに、見て見ぬふりでなくアクティブ・バイスタンダーとなることが求められる。その行動が加害を未然に防ぎ、偏見や差別を助長しないことにつながる。ただし、被害を受けている人、加害をしている人の間に介入するときに、危険な状況になることや、事態が悪化することもある。そのためには、的確な状況判断が必要で、知識やスキルを身につけることも重要となる。(2025.3)
関連用語
ILO第190号条約(仕事の世界における暴力とハラスメントを禁止する条約)
パタニティ・ハラスメント
ヘイトスピーチ(hate speech)
マンスプレイニング(mansplaining)
モラル・ハラスメント
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