キーワード・用語解説

にじいろ防災ガイド

“災害があってもだれもが尊厳をもって生きのびられるように”と掲げ、性的マイノリティの人たちの困りごとや必要なことを見える化し、対応を示したガイド。東日本大震災以降、セクシュアルマイノリティと災害について知見を深めてきた「岩手レインボー・ネットワーク」が作成した。「発災直後・避難期」、「復旧・復興期」と段階ごとに、困りごとと対応策を図表にし、言語は日本語と英語が使用されている。一例として「避難所で記入を求められた名簿に性別を選択する欄があり、戸籍の性別を書くべきか性別自認を書いてよいのか考えてしまう。選択欄は精神的に苦痛」という困りごとに対し、対応策の提案として「避難順に一覧表への記入ではなく、個別に記入できるように用意しておく、性別欄は任意や自由記述にする」と示している。ほかにも、男女別になっている支援物資を渡すときの工夫や、同性カップルの仮設住宅への入居時対応なども書き込まれている。(2024.9)

参考:
「にじいろ防災ガイド」
岩手レインボー・ネットワーク

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