スポーツウォッシング
オリンピックなどのスポーツにかかわる大きなイベントを利用して、クリーンなイメージをつくり出し、アピールすることを指す。洗い流す(washing)と組み合わせた造語。不都合な事実や課題を覆い隠し、そこに注目が集まらないように装う行為とされ、批判的に使われる。具体的には、国がオリンピックやワールドカップ大会などのスポーツイベントを開催することで、国内の政治課題や政治家のスキャンダルから目を逸らす、会場建設と称して無理に都市開発を進める、特定の企業がイメージアップ戦略に使うなどの行為が事例として指摘されている。スポーツウォッシングのほかに、環境保護や配慮を前面に打ち出すグリーンウォッシング、LGBTQ+の人権に配慮していることをアピールするピンクウォッシング、女性活躍を推進し女性の支援に積極的だとみせるジェンダーウォッシングなども同様に使われる。本来、注目すべき点は何か、抑圧されている層がいないかなど、注視する必要がある。(2024.8)
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