レジリエンス(resilience)
元々は外部からの圧力(ストレス)に対する「反発力」を示す物理用語。生態学では「自然界の再生力」、心理学では「心的外傷からの回復力」として使われ始めて以降、さまざまな分野で「ダメージに耐える力、しなやかに回復する力」を表す言葉となった。2000年代には自然災害、テロ等による甚大な被害を教訓に防災分野でレジリエンスの考え方が取り入れられた。電気、水道、物流、情報等が相互につながり合う現代、ひとつの機能停止が生活全般に影響する可能性がある。こうした脆さ(脆弱性)を把握し、不測の事態でも最低限の機能維持、迅速な復旧ができるように備え、レジリエンスの高いインフラシステムをつくる取り組みが各国で進められている。「仙台防災枠組」では、女性、若者を含め全員参加型の防災を提言した。平時の社会課題は、災害時に被害を増大させるという理解の下、多様な視点からの支援体制を整え、レジリエンスの高い社会をつくるよう求めている。(2018.2)
関連用語
国連防災世界会議
SDGs(持続可能な開発目標)
シビル・ソサエティ(civil society)
男女共同参画基本計画
DRR(Disaster Risk Reduction)
被災者台帳
防災協力イニシアティブ
UNDRR(国連防災機関 United Nations Office for Disaster Risk Reduction)
災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~
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