キーワード・用語解説

アライ(ally)

英語のally(アライ)には味方、同盟などの意味があることから、LGBTを理解し支援する立場の人を「アライ」と呼ぶ。どのような性自認、性的指向の人も過ごしやすい社会であるために、法整備や制度を制定することと同時に、差別や偏見をなくすことにも取り組む必要がある。そのためには当事者の味方が増えることが大切である。知識を得て、他人事ではないと思うところから「アライ」になることができる。企業などでは、あらゆる人材が能力を発揮することが企業の活力になるという考え方から、社内セミナーなどを行い「アライ」を増やす取り組みも始まっている(『ダイバーシティ・インクルージョン社会の実現に向けて』経団連2017年5月発表)。また、啓発活動や情報発信などを行うイベントなどでも、当事者に加え、「アライ」の参加者が年々増え、ともに声をあげる機会になっている(「NPO法人東京レインボープライド」などのイベント)。今後は教育現場での取り組みも重要となってくる。(2017.7)

参考:NPO法人東京レインボープライド

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