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事業のご案内

事業報告

子育て支援パワーアップセミナー 〜共に育み愛しむ「関係づくり」の芽〜 実施報告

開催日時2010年7月10日(土)

[午前の部] 10:00〜12:00 講演会「やわらかな関係づくりを〜絵本の読みあいを中心に〜」
[午後の部] 13:10〜16:00 「絵本の読みあい」体験ワークショップ

会場三木市立教育センター

講師村中 李衣(児童文学作家,梅光学院大学子ども学部教授)

  • 本財団は三木市男女共同参画センターの共催で、「子育て支援パワーアップセミナー」を開催しました。
    本セミナーは〈共に育み愛しむ「関係づくり」の芽〉をテーマに、子育て支援者の資質向上と子育て支援グループのネットワーク推進を目的に企画・実施したものです。
  • 1日プログラム(午前の部・午後の部)で、午前の部は講演会「やわらかな関係づくりを〜絵本の読みあいを中心に」、午後の部は「絵本の読みあい体験ワークショップ」を行いました。講演会では、講師の村中李衣さんが実践されてきた絵本の読みあいのエピソードや子どもたちが作った絵本の紹介を通して、関係づくりのあり方を学びました。午後は、ペアを組んで、相手に読んであげたい本を用意された50冊の絵本から選んで読みあうという体験をして、関係づくりの本質を実感してもらうワークショップを行いました。セミナー会場では、子育て支援者のネットワークづくりに向けて、市内で活動する24の子育て支援グループの展示も実施しました。
  • アンケートには「心をつなぐことの幸せを感じた」「目に見えないものを見る、感じる、そういう力をつけたい」「もっと早くこういうセミナーに出会いたかった」「言葉の大切さを再認識した」「読みあいの意味、深さに気づくことができた」「感じあってお互いを思いやり、つながりあうことの大切さがわかった」「絵本を通して人を知る、絵本を選ぶことの基本の喜びを感じることができた」など、セミナーで得た気づきや感動が記されていました。

講演会 1

赤ちゃんと一緒に参加していた方を前に呼んで、手遊びをしながら語りかける村中さん。うれしそうに反応する赤ちゃんの表情に、会場が和みました。

講演会 2

子どもが作った絵本を紹介しながら、豊かな子どもの発想や心を伝え、「関係づくり」を育み愛しむ大切さを語る村中さん。

ワークショップ 1

「読みあい」のために用意された50冊の絵本。大小さまざまな絵本がずらりと並べられました。(写真左)

ペアを組んだ人同士で、配付されたワークシートに沿って互いを知るインタビューを行いました。インタビューで得た印象を通して、相手に読んであげたい本を選びました。(写真右)

ワークショップ 2

互いに選んだ本を、寄り添いながら読みあうペアを組んだ参加者たち。静かな時が流れます。(写真左)

1組ずつ前に出て、「読みあい」をした感想を発表しました。それぞれの「想い」が伝えられ、自分のために1冊の絵本を選んで読んでくれたことの幸せを共有しました。(写真右)

子育て支援グループ展示

三木市内の24のグループが展示に参加しました。人形劇・絵本の読み聞かせ・子育てひろば・野外活動など多彩なグループがそれぞれ工夫をこらし、見て楽しく興味をひく形で紹介されました。また共通のメッセージカード(黄色い鳥のような形のカード)に呼びかけ文を書いて貼るという工夫もなされ、グループ同士のネットワークを図る機会ともなりました。

プログラム
時間 内容 講師
午前の部
10:00〜
12:00
講演会:やわらかな関係づくりを〜絵本の読みあいを中心に〜 村中李衣
子育て支援において今最も求められているのは何か、絵本の読みあい実践を事例に考える。読み聞かせではなく、読みあうという関係の中から、互いに感じあう心の交流に気づき、支援者として「共に生きる」という関係づくりの視点を学ぶ。
午後の部
13:10〜
16:00
「絵本の読みあい」体験ワークショップ 村中李衣
「絵本の読みあい」を通して、子育て支援に必要な「関係づくり」を実感してもらうワークショップ。
まず出会いのワークでペアを組み、相手を知るインタビューを互いに行う。その後、用意された約50冊の本の中から相手に読んであげたい本を選び、読みあう。
「絵本の読みあい」後、感想を発表しあう。
特別企画 子育て支援グループ展示
セミナー会場に展示コーナーを設け、三木市内の子育て支援グループを紹介する。
それぞれの展示に、共通のメッセージカードも添え、また展示を見た感想を付箋紙に書いて各展示に貼ってもらう呼びかけをするなど、展示による交流を図る。
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