キーワード・用語解説

リベンジポルノ

相手の性的な画像や動画を、同意なしに公開・拡散する行為。2013年の女子高生ストーカー殺害事件をきっかけに、SNSの普及とも相まって社会問題化された。2014年、「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」(リベンジポルノ被害防止法)施行。性的画像を公表または公表する目的で画像を提供した人には、1~3年以下の懲役、または30~50万円以下の罰金が科せられる。警察庁の統計によると、「画像を所持されている、撮影された」「画像を公表すると脅された」など、私事性的画像にかかわる相談件数は法施行以降伸び続け、2018年の相談件数は1,347件、女性の被害は9割超を占める。被害者の年代は20代以下が6割を超え、加害者は交際相手(元を含む)が6割超となっている。恋愛関係に起因する要素が強くみられるが、性産業ビジネスに起因するものも深刻。情報リテラシー教育やデートDV予防教育の普及、性を商品化する社会を変えていくことが肝要だ。(2019.5)

参考:
警察庁「平成30年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等への対応状況について」
警察庁「リベンジポルノ等の被害に遭わないために」

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