キーワード・用語解説

ミレニアム開発目標(MDGs)

ミレニアム開発目標(Milleninium Development Goals)は、貧困の削減、保健・教育の状況の改善、環境保全等をめざす国際開発目標として、2000年9月の国連総会で採択された。ミレニアム開発目標は、2015年までに達成すべき8つの目標(UNFPA「世界人口白書2004」日本語版より)を掲げ、より効果的に開発援助を進めるため、それぞれに具体的数値を定めている。ゞ謀戮良郎い筏臆遒遼侈如1日1ドル以下で生活する人々と飢餓に苦しむ人口の割合を半減) ⊇蘚教育の完全普及(男女ともすべての子どもが初等学校を完全に修了できるようにする) ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの促進(すべての教育段階におけるジェンダーによる格差の排除) せ劼匹發了猖肝┷鏝此5歳未満児の死亡率を3分の2削減) デセ塞悗侶鮃の改善(出産時に死亡する女性の割合を4分の3削減) HIV/エイズ、マラリアその他の疾病の蔓延防止(HIV/エイズ、マラリアその他の主要な疾病の発生を阻止し、減少に転じる) Т超の持続可能性の確保(持続可能な開発の原則を各国の政策やプログラムに統合し、環境資源の損失を回復。安全な飲み水を利用できない人々の割合を半減。2020年までに少なくとも1億人のスラム居住地の生活を大幅に改善) ┳発のためのグローバル・パートナーシップの推進(よい統治、開発、貧困撲滅という国内および国際的公約を含む開かれた貿易と金融システムを推進する。以下略)。経済社会のグローバル化が進展している中で、国と国との格差はますます拡大している。このような状況において、ミレニアム開発目標は国際社会が一体となって取り組むべき重要な課題として注目されている。(2005.1)
 2008年1月、ァ崘セ塞悗侶鮃の改善」の具体的目標に、「2015年までに、リプロダクティブ・ヘルスの完全普及を達成する」が新たに加わった。背景には、妊産婦死亡の99%が発展途上地域で起きており、妊産婦死亡率低下が年1%程度(1990~2005年)と、ほとんど進展のない状況(『国連ミレニアム開発目標報告2008』より)がある。国連人口基金は国際助産師連盟の協力の下、新イニシアティブを打ち出し、助産師の訓練、助産師育成教育の強化、実施基準の策定、各国の助産師協会の設立・強化に取り組む。(2008.11)

  • フリーワード検索
ENGLISH サイトマップ キーワード・用語解説