ジェンダーに敏感な視点の定着と深化
「ジェンダーに敏感な視点の定着と深化」は、「男女共同参画ビジョン」(1996年7月答申)において、男女共同参画社会の5大目標の1つに掲げられ、「男女共同参画2000年プラン」(1996年12月決定)及び「男女共同参画基本計画」(2000年12月決定)に継承された。法制度や慣行は、性別による固定的な役割分担等を反映して、結果的に男女に中立的に機能しないことがある。そのため、あらゆる社会システムの構築と運営に当たっては、男女への実質的な影響の検討が必要である。ジェンダーに敏感な視点の定着と深化により、男女が個性・能力を十分発揮する社会が実現できるとする。プランでは具体的施策として、職場、家庭、地域におけるあらゆる習慣・慣行の見直しを進めることを目標に、ジェンダーに敏感な視点を定着させるための広報・啓発活動を挙げている。また高等教育機関の教育・研究活動にジェンダーに敏感な視点を組み込み、その研究成果を社会教育などのプログラム開発へ活用するよう指摘している。「ジェンダーに敏感な視点の定着と深化」に教育・学習の果たす役割は大きい。社会教育の実践の中でも、そのための方法についてさまざまな取組がなされている。(1998.12)
関連用語
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