キーワード・用語解説

OECD(経済協力開発機構 Organization for Economic Co-operation and Development)

市場経済・民主主義を原則とする先進諸国が経済等について協議する国際機関。「世界最大のシンクタンク」とも呼ばれる。前身は第二次世界大戦後の欧州復興のため設立された欧州経済協力機構 (OEEC)で、1961年、経済成長・貿易自由化・途上国支援を三大目的に発足した。日本は1964年に加盟、今年2014年は50周年に当たる。現在34ヵ国・地域が加盟、「国際成人力調査」「生徒の学習到達度調査」等教育はじめ広範な分野で協議や統計整備を行い、政策提言や国際ルール作成等に取り組んでいる。「雇用アウトルック」等で、日本は高い水準の教育を受けていながら労働市場に参画していない女性が多く、就業率や賃金など男女格差が他国より大きいと指摘。子育て支援拡充、労働市場の二重構造(正規・非正規)対策、税制改善といった政策課題解決による女性就業率向上の促進が、今後の経済成長や労働力不足回避に繋がると提言している。(2014.11.12)
 参考:OECD東京センター

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