ジェロントロジー(gerontology)
人間の老化現象を生物学、医学、社会科学、心理学など多面的、総合的に研究する学問。老年学または加齢学と訳されることが多い。高齢者や高齢社会の問題は負の側面から論じられがちだが、ジェロントロジーでは加齢変化を、成熟の一過程として捉える。その上で、多様な高齢者が自分の能力を発揮し自由で健康な人生を設計できるよう、既存の社会制度や社会基盤を超高齢社会に合わせて再構成していくことを課題としている。欧米では1930年代から研究が進められてきたが、日本では97年に厚生白書でジェロントロジー教育の必要性がうたわれたものの社会的認知度は極めて低いままであった。しかし、急速な高齢化に伴い、06年日本応用老年学会、09年東京大学高齢社会総合研究機構が設立され、研究が活発になっている。(2014.4)
参考:東京大学高齢社会総合研究機構
関連用語
エイジズム
介護保険法/介護保険制度
健康寿命
高齢社会対策大綱
高齢者生活協同組合
地域包括ケアシステム
更年期
QOL(クオリティ オブ ライフ)
ADL(日常生活能力)
高年齢者雇用安定法(高年齢者等の雇用の安定等に関する法律)
教育・学習(女性の教育・学習等) | 家庭教育・次世代育成 | ジェンダー問題・女性問題 |
性・心・からだ・健康 | 社会問題・社会活動 | 労働・仕事 |
情報・メディア | 法律・制度・政策 | 国際・国連 |
防災・減災 |