マタニティ・ハラスメント
働く女性が妊娠・出産を理由に職場で受ける精神的・肉体的な嫌がらせ。解雇・雇止め、降格・減給、心ない言葉かけ等、25.6%が経験している(連合、在職中の20代~40代女性626名に調査、2013年)。厚生労働省労働局への相談件数は増加の一途を辿り、内容も流産・死産など深刻である。男女雇用機会均等法や労働基準法など、妊娠・出産の権利はさまざまな法律で保護されている。しかし、半数が「法律は知っているが内容は知らない」「法律も内容も知らない」と回答し、「(支援)制度があり十分活用されている」のは16%に留まる(同調査)。月・年単位契約である非正規雇用者は特に被害にあいやすく、妊娠・出産=雇止めという深刻な実態にある。マタハラは性差別であり、働く女性が子どもを産みやすい環境を整える責務があるとの認識を企業や社会で共有したい。それは誰もが安心して働ける職場づくりにつながるものである。(2014.1)
参考:STOP!マタハラ(厚生労働省)
関連用語
女子差別撤廃条約
CSR(企業の社会的責任)
ワーク・ライフ・バランス
ILO第156号条約
パートタイム労働法
労働者派遣法
ウーマノミクス(womenomics)
マミー・トラック
モラル・ハラスメント
育児・介護休業法
セクシュアル・ハラスメント
ILO第190号条約(仕事の世界における暴力とハラスメントを禁止する条約)
パートタイム・有期雇用労働法
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