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国際ガールズデー(10月11日)

国際連合は「女性」と「子ども」の複合差別を受ける女児の教育機会の保障と社会的地位向上をめざし、10月11日を「国際ガールズデー」と定めた(2011年12月19日)。背景には、発展途上国における18歳未満女児の強制的結婚、若年出産、虐待、教育機会の不平等などの現状がある。先進国でもいまだに伝統的価値観が根強く存在しており、こうした課題の解決には国際社会の注意を喚起し、意識を高めることが必要とされる。ちなみに国際女性デ−は3月8日。
 最初の国際ガールズデー(2012年)には、「児童婚の撲滅」をテーマに、世界各地でさまざまなイベントが開かれた。スローガンは「My Life, My Right, End Child Marriage(私の人生、私の権利、児童婚を根絶しよう)」。国連本部(ニューヨーク)ではユニセフ、国連人口基金(UNFPA)、国連女性機関(UN Women)共催のパネルディスカッションが実施され、日本国内でも、国連広報センター(UNIC)、公益財団法人プラン・ジャパンや公益社団法人ガールスカウト日本連盟などの国際NGOが中心となり、記念イベント「STAND UP TAKE ACTION 2012 Girl’s Impact~ガールが世界を変える~」が国連大学(東京都渋谷区)で開催された。参加者は、全員でメッセージボードを掲げながら「Raise Your Hand!」と片手をあげるポーズをとり、国際社会に向けた参加型アクションを示した。(2013.2)

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