キーワード・用語解説

APWW(アジア太平洋女性監視機構)

APWW(Asia Pacific Women's Watch:アジア太平洋女性監視機構)は、第4回世界女性会議(1995年:北京)で採択された「行動綱領」および成果文書に関するアジア太平洋地域の各国政府の実施状況を監視し提案することを目的に、1999年に結成されたNGOネットワークである(この前身は、1993年に誕生したAPNGOWG(Asia Pacific NGO Working Group)と呼ばれるNGOワーキンググループで、第4回世界女性会議の成果文書に、アジア太平洋地域の女性たちの課題が反映されるよう、さまざまな取組を行った)。APWWの運営委員会は18人のメンバー(中央アジア・東アジア・太平洋・東南アジア・南アジアの5地域から各3人、さらにアジア太平洋地域の主要NGOネットワークから3人の代表を選出)で組織され、アジア太平洋地域の視点を、国連の文書や活動に反映させるべく、積極的なロビー活動を展開している。日本では、JAWW(Japan Women's Watch:日本女性監視機構)が2001年に設立された。女性2000年会議(ニューヨーク)へのNGOレポート作成に取り組んだ「日本NGOレポートをつくる会」が発展的に解消し、後継ネットワークとして発足したものである。日本国内における北京行動綱領や成果文書の実施に関する政府の実施状況をモニタリング(監視)し提案することを目的に、APWWと連携しながら活動している。(2003.1)

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