保健師助産師看護師法
2001年12月に「保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律」が成立し、2002年3月から「保健師助産師看護師法」(以下、保助看法)が施行された。1948年に公布・施行された保助看法は、今日まで20回の改正を重ね、今回の改正では、男女で異なっていた資格名称(例えば看護婦・看護士)がすべて「師」と統一された。名称変更は、「男女共同参画社会基本法」の理念に基づくものである。現在、男性の占める割合は、看護師では4.2%、保健師では0.7%を占めるようになった(2002年厚生労働省統計)。しかし、助産師に関しては、出産は女性のみが体験する特殊な事柄であることから、男性助産師導入についてはもう少し議論し慎重に検討することが必要とのことで、これまでどおり女性のみの資格とした。また、今回の改正のねらいには、看護職を専門職としてふさわしい名称にすることも含まれており、より専門的で質の高い看護技術・サービスの向上につながることが期待されている。(2002.8)
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