ブライトン宣言
スポーツのあらゆる面において、女性の参加を可能にし尊重することによって、スポーツ文化の発展を目的とする宣言。1994年にイギリスのブライトンで開催された第1回世界女性スポーツ会議において採択された。この宣言は、スポーツにおける男女平等実現を図る10の原則──1)社会とスポーツにおける公正と平等 2)施設整備 3)学校とジュニア・スポーツ 4)参加促進 5)スポーツの高度なパフォーマンス 6)スポーツにおけるリーダーシップ 7)教育、トレーニングと能力開発 8)スポーツ情報と研究 9)資源 10)国内及び国際協力──から成る。これまでに国際オリンピック委員会(IOC)をはじめ、地域の政府、国内オリンピック委員会などがこの宣言に同意し署名している。1995年にIOCで組織された国際女子スポーツワーキンググループ(IWG)は、この宣言に沿って積極的な変革に乗り出し、2005年までに各国の組織(JOCなど)の意思決定できる理事を20%女性にするべきという提言などを出している。我が国では、2001年には大阪市で「第1回アジア女性スポーツ会議」が開催され、2006年には熊本市で「2006世界女性スポーツ会議くまもと」が開催されたが、指導者・組織のリーダーへの女性の進出の立ち遅れが課題となっている。(2001.8)
関連用語
国際女性スポーツワーキンググループ(IWG)
「倫理に関するガイドライン」(公財)日本陸上競技連盟
女子差別撤廃条約
世界女性スポーツ会議
女性スポーツの促進方策
オリンピック・アジェンダ 2020+5
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