キーワード・用語解説

アジェンダ21

人類共通の課題である地球環境の保全と経済開発の問題を話し合う「国連環境開発会議」(ANCED:地球サミット)が、1992年6月、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された。アジェンダ(AGENDA)は議題、議事日程の意味だが、この会議の目的達成のための21世紀に向けた行動計画を「アジェンダ21」とした。この会議では、1)「環境と開発に関するリオ宣言」の採択 2)「アジェンダ21」の策定 3)地球温暖化防止や地球上の多様な動植物種の生息環境の多様性を保全する条約への署名 4)森林についての合意文書の採択、等が行われた。本会議に先立ち、前年の11月にアメリカのマイアミで開催されたNGOの地球女性会議で「女性行動アジェンダ21」が採択され、女性の環境問題への参画が不可欠とされた。我が国でも女性の環境問題への取組はめざましく、自然保護、リサイクル、ごみ問題、開発と女性問題など、広範囲で多様な活動が展開されている。(1992.6)

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